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舞妓さんから芸妓さんまで

○仕込みさん
舞妓さんはおおよそ二十歳までの女性に限られています。まず、舞妓さんになるためには、置屋に住み込み、手伝いをしながら、花街のしきたりや行儀作法、舞や花街ことばについて、約1年間修行します。この期間を”仕込みさん”と呼びます。
○見世出し
街で修行を積んで、舞妓さんとしてお披露目することを”見世出し”といいます。舞の習得が出来たと判断され、仕込みさんとしての修行が終わると、見世だしに向けての準備が始まります。
置屋の女将は、物心両面で支える姉芸妓さんを決め、姉妹の盃が交わされて、姉芸妓さんの一文字をとって名前が与えられます。さらに、姉妹の仲を取り持ってくれる仲人(お茶屋の女将)と、見世出し前の見習い期間の約1か月間お世話になる見習い茶屋を決めます。
見世だしの日までお茶屋さんの仕事を手伝いながら、約1か月間、実際のお座敷に上がるための勉強をします。この期間を”見習いさん”と呼びます。
見習い期間は、雰囲気に慣れるように、見習い茶屋を中心に様々なお茶屋で、他の舞妓さんや芸妓さんについてお座敷を勤めます。見習いのころは”半だらの帯”、見世出し後は”だらりの帯”を締めます。
○芸妓さん
舞妓さんは、二十歳に近づくころには”襟替え”をして芸妓さんへと姿を変えます。
襟替えとは、舞妓から芸妓へ変わる儀式で、舞妓の赤い襟から、芸妓の白い襟に替えることからこのように呼ばれています。襟替えまでの半月程は、”先弄(さっこう)”と呼ばれる髪型に結い上げてお歯黒をつけます。
襟替え前日の先弄の最後の夜に髷(まげ)にはさみを入れて、襟替え当日は、新調した鬘(かつら)をかぶり、芸妓さんとなります。
芸妓さんには大きく分けると2つの役割があります。ひとつは、舞と鳴り物を担当する”立方”です。そして、もうひとつは、三味線や長唄などを担当する”地方”に分かれます。
三味線や唄の習得にはかなりの年月を要するので、立方は若い芸妓さんが多く地方は年配の芸妓さんが多い傾向があります。
また、芸妓さんには年齢制限がありません。
ちなみに芸者とは江戸の名称です。そのため、区別する必要があります。